解決事例297 男性(45歳)・弁護士介入により損害額を任意保険基準から裁判基準で計算でき135万円の増額で和解できた事案

依頼者:男性(症状固定時 45歳)

等  級:14級9号
傷病名:頚椎・腰椎捻挫



【事故態様】 自動車VS自動車

相談者が,自動車を運転中に信号待ちで待機していたところ,後方から加害車両に追突された。


【交渉過程】

怪我の治療の結果、後遺障害等級(事前認定)として14級9号が認定されており、それに基づいて保険会社側の弁護士から示談金が提示されました。
しかし、依頼者が示談提示額の各項目について詳細を尋ねても、保険会社側の弁護士は適切な説明をしませんでした。
相談者は、保険会社の弁護士に対して不信感を持ったため、弊事務所に相談に来られました。

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委任を受けてから、保険会社側の代理人弁護士に対して、今後の交渉は弊事務所属弁護士が行う旨の通知を送り、交渉手続きに入りました。

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当初保険会社側からは、
任意保険基準(低い基準)である損害賠償額約170万円の提示があったが、弁護士が裁判基準(高い基準)で損害を計算し直しました。
治療費、通院交通費、慰謝料、遺失利益等各項目を計算し直し、相手方弁護士との間で粘り強く交渉をした結果、約305万円で和解することができました。
結果的に、
相手方の提示額よりも約135万円の増額が認められました。

 

■今回の解決事例のポイント■

弁護士が本件で感じた点は以下のとおりです。
●被害者側に弁護士が介入することにより、損害額を任意保険基準から裁判基準で計算することができます。当方は被害者側代理人として、裁判を辞さない態度で交渉し、結果として交渉にて裁判基準での和解をすることができました。
 保険会社の代理人は交渉のプロであり、被害者の方比べると情報量、経験値ともに非常に有利な立場にあります。被害者の方が弁護士に事件処理を委任することによって、その差を埋めることができます。
 そして今回の事例も、相談者が勇気をもってご相談に頂いたことによって勝ち得た結果です。適切な賠償額が得られれば、今後の生活も安心することができますね。

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