解決事例283 女性(21歳)・低すぎた外貌醜状に対する保険会社の評価を弁護士が介入したことで適切に評価し直してもらうことができた事案

依頼者:女性(症状固定時 21歳)

等  級:12級15号
傷病名:左頬瘢痕


【事故態様】 自転車VS自動車

相談者=自転車、加害者=自動車の事故です。
相談者が自転車で右折したところ、加害者の車が直進してきており、そのまま衝突してしまいました。相談者は転倒して顔面を強打してしまい、顔に傷を負ってしまいました。

【交渉過程】
相談者は顔に傷を負ってしまい、完全に傷跡が消えるものではありませんでした。しかし相手方保険会社から相談者に提示した示談金額は、約290万円でした。相談者は納得がいかないと交渉を重ねていましたが、保険会社からこれ以上交渉重ねても示談金額が上げるということはありませんといわれてしまいました。そこで当事務所にご相談に来られました。
  ↓
相手方保険会社からの提案内容を見ると、後遺障害慰謝料と逸失利益が低く見積もられていました。相談者は年齢も若い女性であり、今後アパレル関係や化粧品といった容姿も重視される企業への就職を強く希望していたことに対する評価が低いように思われました。そこで、左頬の傷に対する評価を適切に行うように保険会社と交渉をしていくことにしました。

  ↓

ケガに加えて、就職先、外貌醜状の資料・判例の調査し、交渉した結果、約413万円で和解成立(約1.42倍、約123万円の増額!)となりました。

■今回の解決事例のポイント■

弁護士が本件で感じた点、保険会社の提示金額を見て特に感じた点は以下のとおりです。

●外貌醜状への評価が低すぎること

 保険会社からの提案内容を見ると、外貌醜状に対する評価が低すぎるといわざるをえないものでした。
 確かに外貌醜状の評価は難しいところはあるのですが、相談者の性別や年齢、就職希望先などが考慮されていなかったため、考えうる資料を調査して、最大限の主張を行いました。交渉の結果、10年間の労働能力喪失期間がが認められ、無事適切な金員を受け取っていただくことができました。

0120-115-456 メールでのお問い合わせ